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QNAP

QTS 5.0.x

ダウンロード (PDF)

新規 LUN から VJBOD の作成

  1. [ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
  2. [作成]をクリックし、[仮想 JBOD の作成]を選択します。

    仮想 JBOD ディスク作成ウィザードが開きます。

  3. [次へ]をクリックします。
  4. リモート NAS の IP アドレスまたはホスト名を指定します。
    重要:

    リモート NAS は、少なくとも153 GB の空き容量があるひとつのストレージプールをもっている必要があります。

    ヒント:

    [検出]をクリックし、ローカルネットワーク上の全 QNAP NAS デバイスの IP アドレスを表示させます。[ローカルホスト]をクリックし、ローカル NAS の IP を使用します。

  5. リモート NAS の管理者アカウントとパスワードを指定します。
    重要:

    セキュリティ上の理由から、QNAP は「admin」アカウントの使用はお勧めしません。

  6. オプション: リモート NAS のシステム管理ポートを指定します。
    ヒント:

    既定のポートは 8080 です。HTTPS が有効になっている場合、デフォルトポートは 443 です。

  7. リモートNASへの接続をテストするには、[テスト]をクリックします。
    重要:

    ダイアログが表示された場合は、2 段階認証を完了します。リモートNASが 2 段階認証を有効にしている場合には必須です。

  8. [次へ] をクリックします。
  9. オプション: VJBOD が使用するローカルインターフェイスを選択します。
  10. オプション: VJBOD が使用するリモートインターフェイスを選択します。
  11. オプション: iSER を有効にします。

    iSER を有効にすることで、データ転送速度が上がり、CPU とメモリの負荷が下がります。

    1. 選択したローカルおよびリモートのネットワークアダプターが iSER 対応で、[iSER][サポートされているプロトコル]の一覧に含まれていることを確認してください。
    2. [利用可能な場合は iSER を使用する]を選択します。
  12. [次へ]をクリックします。
  13. [リモート NAS で新しい iSCSI LUN を作成する]を選択します。
  14. オプション: [ホストバインディング]を選択します。

    選択すると、ローカル NAS だけがVJBODディスクにアクセスできるようになります。

    ヒント:

    VJBODディスクを機密情報の保存のために使用する場合は、このオプションを有効にしてください。

  15. [次へ]をクリックします。
  16. ストレージプールを選択します。
  17. [次へ]をクリックします。
  18. VJBODディスクの容量を指定します。
    重要:

    作成後は、VJBODディスクのサイズは変更できなくなります。

  19. オプション: 詳細な設定を行います。

    設定

    説明

    4K バイトのセクタサイズ

    セクタサイズを 4 KB に変更すると、特定のアプリケーションやディスクタイプにおいて LUN 性能が上がります。

    SSD キャッシュ

    VJBOD のディスクアクセス性能を上げるために、SSD キャッシュが使用されます。

  20. [次へ]をクリックします。

    QTSはVJBODディスク用にリモート NAS 上に専用 iSCSI ターゲットの作成を開始します。

  21. オプション: CHAP 認証を有効にします。

    イニシエーターは、指定のユーザー名とパスワードを用いてターゲットを認証する必要があります。iSCSI イニシエーターは NAS のユーザー名やパスワードを必要としないため、これでセキュリティが高まります。

    • ユーザー名

      • 長さ:1 ~ 127 文字

      • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z、コロン (:)、ピリオド (.), ハイフン (-)

    • パスワード

      • 長さ:12 ~ 16 文字

      • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z、すべての特殊文字

  22. オプション: CRC チェックサムを有効にします。

    イニシエーターとターゲットは、iSCSI プロトコルデータユニット (PDU) を用いた TCP 接続で通信します。送信デバイスは各 PDU と一緒にチェックサムを送信できます。受信デバイスはこのチェックサムを使用して PDU の整合性を検証するため、信頼性の高いネットワーク環境に有益です。チェックサムタイプには、いずれかを有効にできる 2 つがあります。

    チェックサムタイプ

    説明

    データダイジェスト

    チェックサムは PDU のデータ部を検証するために使用できます。

    ヘッダーダイジェスト

    チェックサムは PDU のヘッダー部を検証するために使用できます。

  23. [次へ]をクリックします。
  24. サマリをレビューし、[次へ]をクリックます。

    QTS はリモート NAS 上に iSCSI ターゲットと LUN を作成してから、その LUN を使用してVJBODディスクを作成します。このディスクは、[ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ディスク/VJBOD]に表示されます。

  25. フォローアップのアクションを選択します。

    アクション

    説明

    新しいストレージプールを作成する

    VJBODディスクを使用してストレージプールを作成します。

    新しい静的ボリュームを作成する

    VJBODディスクを使用して静的ボリュームを作成します。

    何もしない

    作成プロセスを終了します。VJBODディスクは後で設定できます。

    ヒント:

    VJBODディスク上にストレージプールまたは静的ボリュームを後で作成するには、ストレージプールまたは静的ボリュームを作成する通常のステップで行います。その後、ディスク選択画面で、[エンクロージャーユニット]の下の[仮想JBOD]を選択します。

  26. [終了]をクリックします。