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QNAP

QTS 5.0.x

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新しい RAID グループを追加してストレージプールを拡張する

ストレージプールの容量は、新しい RAID グループを作成してそれをそのボリュームに追加することで拡張できます。この操作はプールがオンラインでユーザーがアクセスできる間に実施します。QTS は、複数の RAID グループを含むストレージプールにデータをリニアに書き込みます。これは、QTS がデータを RAID グループに、次の RAID グループへのデータ書き込みの前にそれがいっぱいになるまで書き込むことを意味します。

警告:
  • 複数の RAID グループが含まれるストレージプールの 1 つの RAID グループに障害が起きた場合、そのストレージプール内のデータはすべて失われます。データバックアップのプランを完了したことを確認します。

  • RAID 50 または RAID 60 プールを拡張するには、新しい RAID 50 または 60 のグループを元のプールと同じ数のディスクとサブグループで作成する必要があります。サブグループを追加するではできません。

  1. [ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
  2. ストレージプールを選択します。
  3. [管理]をクリックします。

    ストレージプール管理ウィンドウが開きます。

  4. [アクション] > [プールの拡張]を選択します。

    ストレージプールの拡張ウィザードウィンドウが開きます。

  5. [新しい RAID グループを作成し、追加する]を選択します。
  6. [次へ]をクリックします。
  7. オプション: 拡張ユニット 1 つを[エンクロージャーユニット]リストから選びます。
    重要:
    • 複数の拡張ユニットからディスクを選択することはできません。

    • 別のエンクロージャーにあるストレージプールを拡張するために、QNAP JBOD エンクロージャーのディスクを使用することはできません。

    • 拡張ユニットが NAS から切り離されると、ストレージプールは再接続されるまでアクセスできなくなります。

  8. 1 つあるいは複数のディスクを選択します。
    重要:

    RAIDタイプとしてRAID 5、6、50、60のいずれかを選ぶ場合、16台を超えるディスクは選べません。

    警告:

    選択したディスクの全データが削除されます。

  9. RAID タイプを選択します。

    QTSは利用可能なすべての RAID タイプを表示し、もっとも最適化される RAID タイプを自動的に選択します。

    重要:
    • ストレージプールが RAID 1、RAID 5、RAID 6 または RAID 10 グループを含む場合、新しい RAID グループにもこの RAID タイプの 1 つがなければなりません。

    • RAID 50 または RAID 60では、異なる RAID タイプを選択することはできません。

  10. オプション: この RAID グループ用のホットスペアとして使用するディスクを選択します。

    指定のホットスペアは、RAID グループ内の故障したディスクを自動的に交換します。

  11. [次へ]をクリックします。
  12. オプション: SSD オーバー プロビジョニングを設定します。

    オーバープロビジョニングは RAID グループ内の各ディスク上の SSD ストレージ領域の一定割合を確保し、書き込み性能を改善し、ディスクの寿命を延ばします。QTSが RAID グループを作成した後、オーバープロビジョニングに確保された領域の量を減らすことができます。

    ヒント:

    ご利用の SSD に対するオーバープロビジョニング量の最適値を決めるには、App Center から SSD プロファイリングツールをダウンロードして実行してください。

  13. [次へ]をクリックします。
  14. [拡張]をクリックします。

    確認のメッセージが表示されます。

  15. [OK] をクリックします。

QTS は新しい RAID グループを作成した後、ストレージプールのリビルドを始めます。RAID のリビルド完了後はプールの容量が増えます。