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QNAP

QTS 5.0.x

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ハードウェアリソース設定の構成

ハードウェアリソース設定で各種ソフトウェアQTSの拡張カードリソースの設定と割り当てを行うことができます。また、SR-IOVをサポートするThunderbolt拡張カード、TPUモジュール、ネットワーク拡張カードを構成することもできます。

詳細は、次をご覧ください。 Single Root I/O Virtualization(SR-IOV)設定の表示

  1. [コントロールパネル] > [システム] > [ハードウェア] > [ハードウェアリソース]に進みます。

    QTSは利用可能な拡張カードの一覧を表示します。

  2. 構成する拡張カードを見つけます。
  3. [リソースの使用]の下で、OS またはアプリケーションを選択します。
    注:

    いくつかの機能は特定のモデルや拡張カードでしか機能しません。

    OS またはアプリケーション

    説明

    QTS

    QTSアプリケーションはトランスコーディング用に拡張カードを共有します。

    • [ハードウェアトランスコーディング]を選択することで、QTSソフトウェアは拡張カードのリソースを使用してトランスコーディングタスクをスピードアップできるようにします。ハードウェアトランスコーディングに割り当てられるのは一枚のカードだけです。

    • HD StationやLinux Stationのビデオ出力のために拡張カードのリソースを使用するため、[出力]を選択します。出力に割り当てられるのは一枚のカードだけです。

    Virtualization Station

    Virtualization Stationはすべての拡張カードリソースを排他的に使用します。

    Container Station

    Container Stationは、すべての拡張カードリソースを独占的に使用します。

  4. [適用]をクリックします。

TPUの設定

優先度や、アプリに割り当てるTensor Processing Units(TPU)の最大数を設定することができます。

重要:
  • システムは、より高い優先度のアプリを実行してTPUリソースが解放されるまで、TPUの優先度が低いアプリを実行しません。

  • 1つのアプリに割り当てられるTPUの最大数は4です。

  1. [コントロールパネル] > [システム] > [ハードウェア] > [ハードウェアリソース]に進みます。
  2. リストの中からTPUデバイスを探します。
  3. TPUデバイスでをクリックします。

    [優先度]ウィンドウが表示されます。

  4. アプリを選択します。
  5. TPU優先レベルを選択します。
  6. TPUの最大数を選択します。
  7. [適用]をクリックします。

Single Root I/O Virtualization(SR-IOV)設定の表示

[コントロールパネル] > [ハードウェア] > [ハードウェアリソース]ページで、仮想マシンにマッピングされたすべてのSingle Root I/O Virtualization(SR-IOV)デバイスを表示できます。SR-IOVインターフェイスは、ネットワークアダプターなどの単一のPCIeデバイスが、ハイパーバイザーに対して複数の物理デバイスとして表示できるハードウェア仕様です。このようなデバイスはインスタンスに直接割り当てられるため、ハイパーバイザーと仮想スイッチレイヤーをバイパスして、仮想環境でない環境に合わせた低レイテンシーかつパフォーマンスを実現できます。SR-IOVは、以下のタイプの機能で、これを実現します。

  • 物理機能(PF):これらは、SR-IOV機能を持つPCIeデバイスです。PFは、PCIeデバイスと同じように管理・設定されます。

  • 仮想機能(VF):これらは、I/Oのみを処理する軽量のPCIe機能です。各VFはPFから派生しているため、デバイスハードウェアは、デバイスが持つことができるVFの数を制限します。VFは、メモリまたはネットワークポートなど、デバイスの1つ以上のハードウェアリソースを共有します。

    以下の表示では、[ハードウェアリソース]で表示できるすべてのSR-IOV機能を一覧表示します。

番号

設定

説明

1

SR-IOV デバイス

仮想マシン(VM)にマッピングされたSR-IOVデバイスすべてをリストします。

2

PF/VF

SR-IOVデバイスに設定された物理機能(PF)または仮想機能(VF)を表示します。

3

VM

PFまたはVFにマッピングされた仮想マシンを表示します。

4

サイズ変更

をクリックしてSR-IOVデバイスパネルウィンドウを有効化または最小化します。

5

表示または非表示

SR-IOVデバイス詳細のリストの表示または非表示を行うには、をクリックします。

6

スロット/ポート

スロット/ポートの種類とスロット/ポート番号を表示します。

SR-IOVデバイスをVMに設定する方法の詳細は、Virtualization Stationユーザーガイドを参照します。