ストレージプール
ストレージプールは多くの物理ディスクをストレージ領域のひとつの大きなプールにまとめます。ストレージプール内のディスクはRAiD技術でひとつにまとめられ、RAID グループを形成します。ストレージプールには複数のRAIDグループを含むことができます。
ストレージプールを使うと次のようなメリットがあります。
ひとつのストレージプール内に複数のボリュームを作成でき、ストレージ領域を異なるユーザーやアプリケーションで分割できるようになります。
異なるサイズとタイプのディスクを 1 つの大きなストレージ領域に混在できます。
接続された拡張ユニットからのディスクを、NASにインストールされたディスクと混在させてひとつのストレージプールを作れます。
ストレージプールを使用中に追加ディスクを加えることができ、サービスを中断することなくストレージ容量を追加できます。
ストレージプールに SATA、SAS、SSD ディスクが混在している場合、Qtier が自動階層化を提供します。Qtier は頻繁にアクセスされるホットデータをより速いSSD に自動的に移動し、アクセス頻度の低いコールドデータをより遅いディスクに移します。
スナップショットはストレージプールで使用できます。スナップショットは特定の一時点でボリュームまたは LUN のデータの状態を記録します。データは偶発的に変更または削除された場合にはその時点に戻すことができます。
複数の RAID 5 または RAID 6 グループは、RAID 0を用いてひとつの RAID 50 または RAID 60 ストレージプールにストライプできます。