SED セキュア静的ボリュームの作成
通常の静的ボリュームを作成するには、静的ボリュームの作成をご覧ください。
- [ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- 次のアクションのいずれかを実行します。
NAS の状態
アクション
ボリュームまたはストレージプールがありません
[新規ボリューム]をクリックします。
1 つまたは複数のボリュームまたはストレージプール
[作成] > [新規ボリューム]をクリックします。
[ボリューム作成ウィザード]ウィンドウが開きます。
- [静的ボリューム]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- オプション: 拡張ユニット 1 つを[エンクロージャーユニット]リストから選びます。重要:
複数の拡張ユニットからディスクを選択することはできません。
拡張ユニットが NAS から切り離されると、ストレージプールは再接続されるまでアクセスできなくなります。
- [SED セキュア静的ボリュームを作成する]を選択します。
ディスク一覧には SED ディスクだけが表示されます。
- 1 つあるいは複数のディスクを選択します。
- RAID タイプを選択します。
QTSは利用可能なすべての RAID タイプを表示し、もっとも最適化される RAID タイプを自動的に選択します。
ディスクの数
サポートされる RAID タイプ
既定の RAID タイプ
1
1つ
1つ
2
JBOD、RAID 0、RAID 1
RAID 1
3
JBOD、RAID 0、RAID 5
RAID 5
4
JBOD、RAID 0、RAID 5、RAID 6、RAID 10
重要:RAID 10 は、偶数個のディスクを必要とします。
RAID 5
5
JBOD、RAID 0、RAID 5、RAID 6
RAID 6
6 以上
JBOD、RAID 0、RAID 5、RAID 6、RAID 10、RAID 50
RAID 6
8 以上
JBOD、RAID 0、RAID 5、RAID 6、RAID 10、RAID 50、RAID 60
RAID 6
- オプション: この RAID グループ用のホットスペアとして使用するディスクを選択します。
指定のホットスペアは、RAID グループ内の故障したディスクを自動的に交換します。
詳細は、RAIDディスク障害保護 をご覧ください。
- オプション: RAID 50 または RAID 60 サブグループの数を選択します。
選択されたディスクは、RAID 5 または 6 グループの指定の数に均等に分割されます。
サブグループの数が多いほど、RAID の再構築は速くなり、ディスク障害の耐性が高まり、ディスクがすべて SSD であれば性能も向上します。
サブグループの数が少ないと、ストレージ容量は増え、すべてのディスクが HDD であれば性能が向上します。
警告:RAID グループが不均一に分割されている場合、余分の領域は利用できなくなります。たとえば、10 個のディスクがディスク 3 台、3 台、4 台という 3 つのサブグループに分割されていると、ストレージ容量は 9 ディスクだけになります。
- [次へ]をクリックします。
- オプション: そのボリュームにエイリアスを指定します。
エイリアスは次のグループの中から 1~64 文字を含みます。
英文字:A~Z、a~z
特殊文字:ハイフン (-)、アンダースコア (_)
- SED の設定を行います。
- 暗号化パスワードを指定します。
パスワードは英数字、および特殊文字の組み合わせで 8~32文字となります。スペースは使用できません。
警告:パスワードは忘れないようにしてください。パスワードを忘れた場合、プールにアクセスできなくなり、すべてのデータが回復不能になります。
- 暗号化パスワードを確認します。
- オプション: 暗号化キーをローカル NAS に保存します。
暗号化キーを保存することで、QTS は、NAS の起動時に SED ボリュームを自動的にロック解除クし、マウントします。暗号化キーが保存されない場合、NAS が再起動するたびに暗号化パスワードを指定しなければなりません。
警告:この設定を有効することにより、不正な人物が NAS に物理的にアクセスできた場合には不正なデータアクセスが行われてしまう結果となります。
- 暗号化パスワードを指定します。
- オプション: SSD オーバー プロビジョニングを設定します。
オーバープロビジョニングは RAID グループ内の各ディスク上の SSD ストレージ領域の一定割合を確保し、書き込み性能を改善し、ディスクの寿命を延ばします。QTSが RAID グループを作成した後、オーバープロビジョニングに確保された領域の量を減らすことができます。
ヒント:ご利用の SSD に対するオーバープロビジョニング量の最適値を決めるには、App Center から SSD プロファイリングツールをダウンロードして実行してください。
- オプション: 詳細な設定を行います。
設定
説明
ユーザー操作
アラートしきい値
QTS は、ボリュームの使用済ボリューム領域の割合が指定のしきい値以上になった時に警告通知を発します。
値を指定します。
SSD キャッシュでパフォーマンスを強化
QTS はこのボリュームからのデータを SSD キャッシュに追加し、読み込み・書き込み性能を向上させます。
-
ボリュームの共有フォルダーを作成
QTS はボリュームが準備完了であれば共有フォルダーを自動的に作成します。共有フォルダーを作成したユーザーアカウントだけが、そのフォルダーに対する読み取り/書き込みアクセスをもちます。
フォルダー名を指定してください。
[このフォルダーをスナップショット共有フォルダーとして作成]を選択します。
スナップショット共有フォルダーはスナップショットの作成と復元を高速化します。
アイノード別バイト数
inode別バイト数は最大ボリュームサイズと、ボリュームが保存できるファイルとフォルダーの数を決定します。inode別バイト数を増やすと、最大ボリュームサイズが増えますが、ファイルとフォルダーの最大数は減ります。
値を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- [完了]をクリックします。
確認のメッセージが表示されます。
警告:[OK]をクリックすると選択したディスクのデータがすべて削除されます。
QTS は、ボリュームを作成して初期化した後、必要に応じて共有フォルダーを作成します。