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QNAP

QTS 5.0.x

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Samba (Microsoftネットワーク)の設定

Microsoft ネットワークは、コンピューターネットワークを介したデータのアクセスを可能にするネットワークプロトコルである Samba を参照し、Windows クライアントに対しファイルサービスとプリントサービスを提供します。

  1. [コントロールパネル] > [ネットワークとファイルサービス] > [Win/Mac/NFS/WebDAV] > [Microsoftネットワーク]に進みます。
  2. [Microsoftネットワーク向けのファイルサービスを有効にする]を選択します。
  3. Microsoftネットワークを設定します。

    設定

    ユーザーのアクション

    サーバーの説明 (任意)

    最大 256 文字を説明を指定します。この説明は、ユーザーが Microsoft ネットワーク上の NAS を容易に識別できなければなりません。

    ワークグループ

    次のグループの中から 1~15 文字でワークグループ名を指定します。

    • 英文字:A~Z、a~z

    • 数字:0~9

    • マルチバイト文字:中国語、日本語、韓国語、ロシア語

    • 特殊文字:~ ! @ # $ ^ & ( ) - _ { } .'

  4. 認証方式を選択します。

    オプション

    説明

    スタンドアロンサーバー

    QTS は認証にローカルユーザーアカウントの情報を使用します。

    AD ドメインメンバー

    QTS は認証に Microsoft Active Directory (AD) を使用します。

    LDAP ドメイン認証

    QTS は認証に LDAP Directory を使用します。

  5. 詳細設定を行います。
    1. [詳細オプション]をクリックします。

      詳細オプションウィンドウが開きます。

    2. 詳細設定を行います。
    3. 次の設定のいずれかを構成します。

      オプション

      ユーザーのアクション

      WINS サーバーを有効にする

      NAS 上の WINS サーバーを実行させるために選択します。

      指定した WINS サーバーを使用する

      名前解決のために QTS が使用する WINS サーバーの IP アドレスを指定します。

      ローカルマスターブラウザー

      NAS をローカルマスターブラウザーとして使用する場合に選択します。ローカルマスターブラウザーは、Microsoft ネットワーク上の特定のワークグループ内のデバイス一覧を維持管理する責任をもっています。

      重要:

      NAS をローカルマスターブラウザーとして使用するには、Microsoftネットワークを設定する際にワークグループ名を指定してください。Windows でのデフォルトワークグループは「workgroup」です。

      NTLMSSP 認証のみを許可する

      クライアントの認証に NT LAN Manager Security Support Provider だけを使用する場合に選択します。

      このオプションが非選択された場合、QTS は NT LAN Manager (NTLM) を使用します。

      名前解決のプライオリティ

      名前解決を使用するにはネームサービスを選択します。

      デフォルトのサービスは、[DNS のみ]です。

      WINS サーバーが指定された場合、デフォルトでは[WINS、DNSの順に試す]が選択されます。

      代替ログインスタイル

      FTP、AFP、File Station サービスをアクセスする場合のユーザー名の構成のされ方を変更する場合に選択します。

      このオプションを選択後、ユーザーは Domain\Usernameドメイン+ユーザー名の代わりに使用して NAS サービスにアクセスできるようになります。

      DNSに自動的に登録する

      NAS を DNS サーバーに登録する場合に選択します。NAS の IP アドレスが変更された場合、NAS は自動的に DNS サーバー上の IP アドレスを更新します。

      このオプションは AD 認証が有効化されている場合のみ利用できます。

      信頼されているドメインを有効にする

      信頼された AD ドメインからユーザーが参加する場合に選択します。

      このオプションは AD 認証が有効化されている場合のみ利用できます。

      非同期入出力を有効にする

      非同期 I/O を使用して Samba の性能を向上させるために選択します。

      非同期 I/O は CIFS プロトコル層での I/O の挙動を参照します。これは、ファイルシステムレベルで特定の共有フォルダーだけに適用される共有フォルダー設定で使われる I/O 機能とは異なります。

      ヒント:

      非同期 I/O を有効化する場合は、電源中断から保護するために UPS を使用してください。

      WS-Discoveryを有効にして、SMBクライアントがNASを検出できるようにします

      Web Services Dynamic Discovery (WS-Discovery) を選択します。WS-Discovery は Windows 10 コンピューター上のエクスプローラーに NAS が表示されるようにするものです。

      最上位 SMB バージョン

      ご使用のネットワーキング操作で使用する最上位 SMB プロトコルバージョンを選択します。

      この設定について不確かな場合は、デフォルトの SMB バージョンを使用してください。

      注:

      SMB3 を選択すると、SMB 3.1 と SMB 3.1.1 も含まれます。

      最下位 SMB バージョン

      ご使用のネットワーキング操作で使用する最下位 SMB プロトコルバージョンを選択します。

      この設定について不確かな場合は、デフォルトの SMB バージョンを使用してください。

      注:

      SMB 3 を選択すると、SMB 3.1 と SMB 3.1.1 も含まれます。

      カーネルモード SMB デーモンを有効化

      読み取り/書き込み性能が高めるために選択します。

      重要:

      このオプションを有効にすると、共有フォルダーに対するSMB暗号化が無効になりします。

      共有フォルダー内のシンボリックリンクを許可する

      共有フォルダー内のシンボリックリンクを許可するために選択します。

      重要:

      Windows上のスナップショットから以前のバージョンのWindowsを用いてファイルを復元したい場合には、この設定を有効にする必要があります。詳細はスナップショットデータの復元を参照してください。

      異なる共有フォルダー間のシンボリックリンクを許可する

      共有フォルダー間のシンボリックリンクを許可するために選択します。

      注:

      この設定のためには、[共有フォルダー内のシンボリックリンクを許可する]をまず選択しておく必要があります。

      匿名ユーザーを SMB 共有フォルダーにアクセスすることを制限する

      SMB 共有フォルダーにアクセスする前にユーザーログインを有効にする場合に選択します。

      注:

      この設定は、共有フォルダーで ABSE が有効化されている場合には有効化 (厳格)にロックされます。

      拒否ファイル

      ユーザーがSMBでNASにアクセスする際にファイルの非表示を有効にします。拒否基準ファイルのパターンに一致するファイル名のファイルは非表示になります。

      拒否基準

      ファイルをSMB NASユーザーから隠すにはファイル名の基準を指定します。

      注:

      このオプションは[拒否ファイル]が選択された時にのみ利用できます。

      サーバー署名

      メッセージの送信を保護し、リレー攻撃を防止するために、セキュリティ署名オプションを選択します。

      • 任意

      • 必須

      • SMBv2およびSMBv3ではオプションです

    4. [適用]をクリックします。

      詳細オプションウィンドウが閉じます。

  6. [適用]をクリックします。

ネットワークとファイルサービスが Samba 設定を保存します。