スナップショットレプリカジョブの作成
スナップショットレプリカジョブの初めての実行中は、そのボリュームまたは LUN 上の全データが移行先 NAS に転送されます。これには、ネットワーク接続スピードと両 NAS の読み/書きスピードによっては長時間を要します。
- [ストレージ&スナップショット] > [スナップショットバックアップ] > [スナップショットレプリカ]に進みます。
- [レプリケーションジョブの作成]をクリックします。
スナップショットレプリケーションジョブの作成ウィザードが開きます。
- オプション: ジョブ名を指定します。
- [次へ]をクリックします。
- ソースボリュームまたは LUN を選択します。
- 相手先 NAS のアドレスを指定します。
次のアクションのいずれかを実行します。
アクション
相手先 NAS の場所
説明
手動で NAS のアドレスを指定します
LAN、WAN、インターネット
IPアドレス、ホスト名、あるいは FQDN を入力できます。
[検出]をクリックし、そのリストから NAS を 1 つ選びます。
LAN
ローカルネットワーク上の QNAP NAS デバイスすべてのリストを表示します。
[ローカルホスト]をクリックします。
ローカル NAS
同じ NAS 上の異なるストレージプール間でスナップショットを複製します。
- 相手先NASの管理者アカウントとパスワードを指定します。重要:
セキュリティ上の理由から、QNAP は「admin」アカウントの使用はお勧めしません。
- オプション: ポートを指定します。ヒント:
既定のポートは 22 です。
- [テスト]をクリックします。重要:
ダイアログが表示された場合は、2 段階認証を完了します。相手先 NAS が 2 段階認証を有効にしている場合には必須です。
QTS は、指定された管理者パスワードを用いて相手先 NAS に接続し、そこに十分なストレージ領域があるかどうかをチェックします。
- [次へ]をクリックします。
- 相手先ストレージプールを選択します。
- [次へ]をクリックします。
- バックアッププランを選択します。
バックアッププラン
説明
ローカルでスナップショットをとった後にレプリケーション ジョブを開始します
レプリカジョブは、QTS が指定数のスナップショットを作成する都度実行されます。これらのスナップショットは手動あるいはスケジュールに従って作成されます。
スケジュールされたレプリケーション ジョブの開始
レプリカジョブは指定されたスケジュールに従って実行され、それが最後に実行された後に作成されたすべてのスナップショットを複製します。新しいスナップショットが作成されなければ、データのレプリカは作成されません。
次のスケジュールオプションのひとつを選択し、[追加]をクリックします。
スケジュール実行: ジョブは日時、週次、月次で自動的に実行されます。設定:
スケジュール: ジョブの実行頻度
曜日: ジョブが実行される日
有効期限: レプリカジョブはこの日以降は実行を停止します
頻度:[スケジュール]と[日]で指定された日にジョブが実行される頻度
開始:ジョブが実行を始める時刻。
次の状態になるまで繰り返す:ジョブが実行を停止する時刻。
1回実行:ジョブは指定の日時に一度だけ実行されます。
マニュアルバックアップ
ジョブはユーザーが起動するまでは実行されません。
- 相手先 NAS に保存されるレプリケーションされたスナップショットの数を指定します。
指定した数に達した後、QTS は新しいスナップショットのレプリカを作成するたびにもっとも古いスナップショットを削除します。
- [次へ]をクリックします。
- オプション: 転送設定を行います。
設定
説明
送信を暗号化する
QTS はレプリカを作成する前にスナップショットを暗号化します。
相手先NAS上で SSH 接続が許可されている必要があります。
ジョブは、管理者アカウントで実行する必要があります。
このジョブで使用されるポートは、相手先 NAS の SSH ポートと同じでなければなりません。
送信を圧縮する
QTS はスナップショットを複製する際にそれを圧縮します。これはより多くの CPU とシステムメモリを消費しますが、必要な帯域量は減少します。
ヒント:この設定は狭帯域ネットワークで、あるいは NAS デバイスが WAN 経由で接続されている場合に有効にします。
最大転送速度
このジョブが使用するネットワーク帯域量を制限します。
- オプション: ソースデータを外部ストレージデバイスにエクスポートします。
時間と帯域を節約するために、ソースデータを USB ディスクなどの外部ストレージデバイスにエクスポートできます。外部ストレージデバイスを相手先 NAS に接続した後、QTS は次のジョブ実行時にソースデータをインポートします。
- 外部ストレージデバイスを NAS に接続します。
- [最初の実行時にソースデータを外部ストレージにエクスポートする]を選択します。
- 外部ストレージデバイスを選択します。
- オプション: ソースデータを外部ストレージデバイスにすでにエクスポートしている場合は、[エクスポートをスキップ]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- オプション: [バックアップを直ちに実行する]を選択します。
有効になると、そのジョブは作成後直ちに実行されます。
- ジョブ情報を参照します。
- [終了]をクリックします。
QTS がジョブを作成します。
- オプション: ソースデータを外部ストレージデバイスにエクスポートする選択をした場合は、ソース NAS からストレージデバイスを切断し、相手先 NAS に接続します。