iSCSI ターゲットの作成
- [iSCSI & ファイバーチャネル] > [iSCSI ストレージ]に進みます。
- [作成]をクリックした後、[新しい iSCSI ターゲット]を選択します。
iSCSI ターゲット作成ウィザードウィンドウが開きます。
- [次へ] をクリックします。
- ターゲット名を指定します。
QTS は、指定された名前を iSCSI 修飾名 (IQN) に付加します。IQN は、ターゲットとイニシエーターを識別するために使われる一意の名前です。
有効な文字:0~9、a~z、A~Z
長さ:1 ~ 16 文字
- オプション: ターゲットエイリアスを指定します。
エイリアスはイニシエーター上のターゲットをより見つけやすくするためのものです。
長さ:1 ~ 32 文字
有効な文字:0~9、a~z、A~Z、アンダースコア (_)、ハイフン (-)、スペース ( )
- オプション: [このターゲットへのクラスタ化されたアクセスを許可する]を選択します。
有効にされると、複数の iSCSI イニシエーターがこのターゲットとその LUN に同時にアクセスできます。
警告:データ破壊を防ぐためには、イニシエーターと LUN のファイルシステムはクラスタ対応でなければなりません。
- オプション: CRC チェックサムを有効にします。
イニシエーターとターゲットは、iSCSI プロトコルデータユニット (PDU) を用いた TCP 接続で通信します。送信デバイスは各 PDU と一緒にチェックサムを送信できます。受信デバイスはこのチェックサムを使用して PDU の整合性を検証するため、信頼性の高いネットワーク環境に有益です。チェックサムタイプには、いずれかを有効にできる 2 つがあります。
チェックサムタイプ
説明
データダイジェスト
チェックサムは PDU のデータ部を検証するために使用できます。
ヘッダーダイジェスト
チェックサムは PDU のヘッダー部を検証するために使用できます。
- [次へ]をクリックします。
- オプション: CHAP 認証を有効にします。
イニシエーターは、指定のユーザー名とパスワードを用いてターゲットを認証する必要があります。iSCSI イニシエーターは NAS のユーザー名やパスワードを必要としないため、これでセキュリティが高まります。
ユーザー名
長さ:1 ~ 127 文字
有効な文字:0~9、a~z、A~Z、コロン (:)、ピリオド (.), ハイフン (-)
パスワード
長さ:12 ~ 16 文字
有効な文字:0~9、a~z、A~Z、すべての特殊文字
- オプション: 相互 CHAP 認証を有効にします。
イニシエーターとターゲットの両方がそれぞれを認証してセキュリティを高めます。まずイニシエーターが CHAP 認証のユーザー名とパスワードを使ってターゲットを認証します。次にターゲットが相互 CHAP のユーザー名とパスワードを使ってイニシエーターを認証します。
ユーザー名
長さ:1 ~ 127 文字
有効な文字:0~9、a~z、A~Z、コロン (:)、ピリオド (.), ハイフン (-)
パスワード
長さ:12 ~ 16 文字
有効な文字:0~9、a~z、A~Z、すべての特殊文字
- [次へ]をクリックします。
- オプション: [LUNを作成し、それをこのターゲットにマッピング]を選択します
選択されると、QTS は、ブロックベース LUN 作成ウィザードをこのウィザード終了直後に開きます。新しい LUN が自動的にこのターゲットにマッピングされます。
- [適用]をクリックします。
QTS は、[iSCSI LUN を作成し、それをこのターゲットにマッピング]が有効であれば、iSCSI ターゲットを作成した後、ブロックベース LUN 作成ウィザードウィンドウを開きます。