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QNAP

QTS 5.0.x

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iSCSI ターゲットの作成

  1. [iSCSI & ファイバーチャネル] > [iSCSI ストレージ]に進みます。
  2. [作成]をクリックした後、[新しい iSCSI ターゲット]を選択します。

    iSCSI ターゲット作成ウィザードウィンドウが開きます。

  3. [次へ] をクリックします。
  4. ターゲット名を指定します。

    QTS は、指定された名前を iSCSI 修飾名 (IQN) に付加します。IQN は、ターゲットとイニシエーターを識別するために使われる一意の名前です。

    • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z

    • 長さ:1 ~ 16 文字

  5. オプション: ターゲットエイリアスを指定します。

    エイリアスはイニシエーター上のターゲットをより見つけやすくするためのものです。

    • 長さ:1 ~ 32 文字

    • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z、アンダースコア (_)、ハイフン (-)、スペース ( )

  6. オプション: [このターゲットへのクラスタ化されたアクセスを許可する]を選択します。

    有効にされると、複数の iSCSI イニシエーターがこのターゲットとその LUN に同時にアクセスできます。

    警告:

    データ破壊を防ぐためには、イニシエーターと LUN のファイルシステムはクラスタ対応でなければなりません。

  7. オプション: CRC チェックサムを有効にします。

    イニシエーターとターゲットは、iSCSI プロトコルデータユニット (PDU) を用いた TCP 接続で通信します。送信デバイスは各 PDU と一緒にチェックサムを送信できます。受信デバイスはこのチェックサムを使用して PDU の整合性を検証するため、信頼性の高いネットワーク環境に有益です。チェックサムタイプには、いずれかを有効にできる 2 つがあります。

    チェックサムタイプ

    説明

    データダイジェスト

    チェックサムは PDU のデータ部を検証するために使用できます。

    ヘッダーダイジェスト

    チェックサムは PDU のヘッダー部を検証するために使用できます。

  8. [次へ]をクリックします。
  9. オプション: CHAP 認証を有効にします。

    イニシエーターは、指定のユーザー名とパスワードを用いてターゲットを認証する必要があります。iSCSI イニシエーターは NAS のユーザー名やパスワードを必要としないため、これでセキュリティが高まります。

    • ユーザー名

      • 長さ:1 ~ 127 文字

      • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z、コロン (:)、ピリオド (.), ハイフン (-)

    • パスワード

      • 長さ:12 ~ 16 文字

      • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z、すべての特殊文字

  10. オプション: 相互 CHAP 認証を有効にします。

    イニシエーターとターゲットの両方がそれぞれを認証してセキュリティを高めます。まずイニシエーターが CHAP 認証のユーザー名とパスワードを使ってターゲットを認証します。次にターゲットが相互 CHAP のユーザー名とパスワードを使ってイニシエーターを認証します。

    • ユーザー名

      • 長さ:1 ~ 127 文字

      • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z、コロン (:)、ピリオド (.), ハイフン (-)

    • パスワード

      • 長さ:12 ~ 16 文字

      • 有効な文字:0~9、a~z、A~Z、すべての特殊文字

  11. [次へ]をクリックします。
  12. オプション: [LUNを作成し、それをこのターゲットにマッピング]を選択します

    選択されると、QTS は、ブロックベース LUN 作成ウィザードをこのウィザード終了直後に開きます。新しい LUN が自動的にこのターゲットにマッピングされます。

  13. [適用]をクリックします。

QTS は、[iSCSI LUN を作成し、それをこのターゲットにマッピング]が有効であれば、iSCSI ターゲットを作成した後、ブロックベース LUN 作成ウィザードウィンドウを開きます。