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QNAP

QTS 5.0.x

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MariaDBデータベースの設定

重要:
  • QTS 5.0.0(またはそれ以降)にアップデートする前にQTS 4.5.4(またはそれ以前)でSQLサーバーが有効になっていた場合、アップデート後にシステムは自動的にMariaDB 5アプリをダウンロードしてインストールし、SQLサーバーのデータをMariaDBに移行します。

  • MariaDB 5またはMariaDB 10のいずれかのアプリをインストールすることができます。両方のバージョンのアプリをNASにインストールした場合は、MariaDB 5がデフォルトのデータベースサーバーとして設定されます。

MariaDBデータベースの設定は、セットアップ時に以下の方法で行うことができます。

方法

説明

MariaDBデータベースの作成

TCP/IPのネットワーク構成やデータベースのパスワードを設定して、MariaDBバージョン5またはMariaDBバージョン10のデータベースを新規に作成します。

詳細は、MariaDBデータベースの作成 をご覧ください。

MariaDBデータベースの復元

既存のMariaDBバージョン5またはMariaDBバージョン10のデータベースを、TCP/IPのネットワーク構成を設定して復元することができます。

詳細は、MariaDBデータベースの復元 をご覧ください。

MariaDB 5データベースのMariaDB 10への移行

NASにMariaDB 10アプリがインストールされている場合、既存のMariaDBバージョン5のデータベースをMariaDBバージョン10のデータベースに移行することができます。

詳細は、MariaDB 5データベースのMariaDB 10への移行 をご覧ください。

MariaDBデータベースの作成

警告:

新しいMariaDBデータベースを作成すると、既存のMariaDBデータベースが上書きされます。

  1. 管理者としてQTSにログインします。
  2. [コントロールパネル] > [アプリケーション] > [MariaDB]を選択します。

    [MariaDBセットアップウィザード]ウィンドウが開きます。

    注:

    MariaDBセットアップウィザードは、初期化の際にのみ表示されます。より高度なデータベースの機能と設定を構成するには、php.iniメンテナンスファイルを使用します。

  3. [開始]をクリックします。

    [データベースアクション]画面が表示されます。

  4. [新しいデータベースを作成する]を選択します。
  5. [次へ]をクリックします。

    [デフォルトインスタンスプロパティ]画面が表示されます。

  6. rootパスワードを指定します。
    重要:
    • このパスワードは 8~64 の UTF-8 文字を含めることができます。

    • パスワードは「admin」や空欄にすることはできません。

    • システムが弱いパスワードを検出した場合、より強いパスワードが設定されるまで、MariaDBサーバーは自動的に無効になります。

  7. パスワードを確認します。
  8. オプション: TCP/IPネットワークを有効にします。
    1. [TCP/IPネットワークを有効にする]を選択します。
    2. ポート番号を指定します。
      ヒント:
      • MariaDB 5:デフォルトポートの番号は3306です。

      • MariaDB 10:デフォルトポートの番号は3307です。

  9. [適用]をクリックします。

    QTSはMariaDBデータベースを作成します。[完了]画面が表示されます。

    注:

    システムがデータベースをセットアップするのに数分かかることがあります。

  10. [完了]をクリックします。

    QTSにより、MariaDBサーバーが有効になります。

MariaDBデータベースの復元

  1. 管理者としてQTSにログインします。
  2. [コントロールパネル] > [アプリケーション] > [MariaDB]を選択します。

    [MariaDBセットアップウィザード]ウィンドウが開きます。

    注:

    MariaDBセットアップウィザードは、初期化の際にのみ表示されます。より高度なデータベースの機能と設定を構成するには、php.iniメンテナンスファイルを使用します。

  3. [開始] をクリックします。

    [データベースアクション]画面が表示されます。

  4. [既存のデータベースの復元]を選択します。
  5. [次へ]をクリックします。

    [デフォルトインスタンスプロパティ]画面が表示されます。

  6. オプション: TCP/IPネットワークを設定にします。
    1. [TCP/IPネットワークを有効にする]を選択します。
      注:

      このオプションは既定では有効になっています。

    2. TCP/IPネットワークのポート番号を指定します。
      注:

      既定のポートは 3307 です。

  7. [適用]をクリックします。

    QTSはMariaDBデータベースを復元します。[完了]画面が表示されます。

    注:

    システムがデータベースをセットアップするのに数分かかることがあります。

  8. [終了]をクリックします。

    QTSにより、MariaDBサーバーが有効になります。

MariaDB 5データベースのMariaDB 10への移行

この機能は、MariaDB 10アプリでのみ利用できます。

  1. 管理者としてQTSにログインします。
  2. MariaDB 10アプリをインストールします。
    注:

    詳細は、App Centerからのアプリのインストールをご覧ください。

  3. MariaDB 10アプリを開きます。

    [MariaDBセットアップウィザード]ウィンドウが開きます。

    注:

    MariaDBセットアップウィザードは、初期化の際にのみ表示されます。より高度なデータベースの機能と設定を構成するには、php.iniメンテナンスファイルを編集します。詳細は、php.iniメンテナンスファイルの変更をご覧ください。

  4. [開始]をクリックします。

    [データベースアクション]画面が表示されます。

  5. [MariaDB 5をMariaDB 10データベースに移行する]を選択します。
  6. [次へ]をクリックします。

    [デフォルトインスタンスプロパティ]画面が表示されます。

  7. オプション: TCP/IPネットワークを設定にします。
    1. [TCP/IPネットワークを有効にする]を選択します。
      注:

      このオプションは既定では有効になっています。

    2. TCP/IPネットワークポートを指定します。
      注:

      既定のポートは 3307 です。

  8. [適用]をクリックします。

    QTSでは、既存のMariaDB 5データベースをMariaDB 10に移行しています。[完了]画面が表示されます。

    注:

    データ移行は、数分で終わります。

  9. [完了]をクリックします。

    QTSにより、MariaDBサーバーが有効になります。