新規 LUN から VJBOD を作成する
- [ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- [作成]をクリックし、[仮想 JBOD の作成]を選択します。
仮想 JBOD ディスク作成ウィザードが開きます。
- [次へ]をクリックします。
- リモート NAS の IP アドレスまたはホスト名を指定します。重要:
リモート NAS は、少なくとも153 GB の空き容量があるひとつのストレージプールをもっている必要があります。
ヒント:[検出]をクリックし、ローカルネットワーク上の全 QNAP NAS デバイスの IP アドレスを表示させます。[ローカルホスト]をクリックし、ローカル NAS の IP を使用します。
- リモート NAS の管理者アカウントとパスワードを指定します。重要:
セキュリティ上の理由から、QNAP は「admin」アカウントの使用はお勧めしません。
- オプション: リモート NAS のシステム管理ポートを指定します。ヒント:
既定のポートは 8080 です。HTTPS が有効になっている場合、デフォルトポートは 443 です。
- リモート NAS への接続をテストするには、[テスト]をクリックします。重要:
ダイアログが表示された場合は、2 段階認証を完了します。リモートNASが 2 段階認証を有効にしている場合には必須です。
- [次へ]をクリックします。
- オプション: VJBOD が使用するローカルインターフェイスを選択します。
- オプション: VJBOD が使用するリモートインターフェイスを選択します。
- オプション: iSER を有効にします。
iSER を有効にすることで、データ転送速度が上がり、CPU とメモリの負荷が下がります。
- 選択したローカルおよびリモートのネットワークアダプターが iSER 対応で、[iSER]が[サポートされているプロトコル]の一覧に含まれていることを確認してください。
- [利用可能な場合は iSER を使用する]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- [リモート NAS で新しい iSCSI LUN を作成する]を選択します。
- オプション: [ホストバインディング]を選択します。
選択すると、ローカル NAS だけがVJBODディスクにアクセスできるようになります。
ヒント:VJBODディスクを機密情報の保存のために使用する場合は、このオプションを有効にしてください。
- [次へ]をクリックします。
- ストレージプールを選択します。
- [次へ]をクリックします。
- VJBODディスクの容量を指定します。重要:
作成後は、VJBODディスクのサイズは変更できなくなります。
- オプション: 詳細な設定を行います。
設定
説明
4K バイトのセクタサイズ
セクタサイズを 4 KB に変更すると、特定のアプリケーションやディスクタイプにおいて LUN 性能が上がります。
SSD キャッシュ
VJBOD のディスクアクセス性能を上げるために、SSD キャッシュが使用されます。
- [次へ]をクリックします。
QTSはVJBODディスク用にリモート NAS 上に専用 iSCSI ターゲットの作成を開始します。
- オプション: CHAP 認証を有効にします。
イニシエーターは、指定のユーザー名とパスワードを用いてターゲットを認証する必要があります。iSCSI イニシエーターは NAS のユーザー名やパスワードを必要としないため、これでセキュリティが高まります。
ユーザー名
長さ:1 ~ 127 文字
有効な文字:0~9、a~z、A~Z、コロン (:)、ピリオド (.), ハイフン (-)
パスワード
長さ:12 ~ 16 文字
有効な文字:0~9、a~z、A~Z、すべての特殊文字
- オプション: CRC チェックサムを有効にします。
イニシエーターとターゲットは、iSCSI プロトコルデータユニット (PDU) を用いた TCP 接続で通信します。送信デバイスは各 PDU と一緒にチェックサムを送信できます。受信デバイスはこのチェックサムを使用して PDU の整合性を検証するため、信頼性の高いネットワーク環境に有益です。チェックサムタイプには、いずれかを有効にできる 2 つがあります。
チェックサムタイプ
説明
データダイジェスト
チェックサムは PDU のデータ部を検証するために使用できます。
ヘッダーダイジェスト
チェックサムは PDU のヘッダー部を検証するために使用できます。
- [次へ]をクリックします。
- サマリをレビューし、[次へ]をクリックます。
QTS は、リモート NAS 上に iSCSI ターゲットと LUN を作成してから、その LUN を使用して VJBOD ディスクを作成します。このディスクは、[ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ディスク/VJBOD] > [ディスク]に表示されます。
- フォローアップのアクションを選択します。
アクション
説明
新しいストレージプールを作成する
VJBOD ディスクを使用してストレージプールを作成します。
新しい静的ボリュームを作成する
VJBOD ディスクを使用して静的ボリュームを作成します。
何もしない
作成プロセスを終了します。VJBOD ディスクは後で設定できます。
ヒント:VJBOD ディスク上にストレージプールまたは静的ボリュームを後で作成するには、ストレージプールまたは静的ボリュームを作成する通常のステップで行います。その後、ディスク選択画面で、[エンクロージャーユニット]の下の[仮想 JBOD]を選択します。
- [終了]をクリックします。