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QNAP

QTS 5.2.x

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RAID

RAID (Redundant array of independent disks) は、複数の物理ディスクを 1 つのストレージユニットにまとめ、複数の事前定義された手法の 1 つで複数ディスクにデータを分散させます。

次の機能により RAID はデータストレージと NAS アプリケーションの利用にとって最適なものになります。

RAID 機能

説明

長所

短所

グルーピング

RAID を用いてまとめられたディスクは RAID グループを形成し、QTS は 1 つの大きな論理ディスクとして扱います。

1 つの大きなディスクのストレージ領域を複数の小型ディスクよりもより簡単、より効率的に管理できます。

初期設定は複雑になります。

ストライピング

データを小さな断片に区切ります。それぞれの断片は RAID グループの異なるディスクに保存されます。QTS は複数ディスクを同時に読み書きすることでデータにアクセスするため、読み書き速度が向上します。

  • 単一ディスクに比べて高速な読み書き速度

  • ディスクを追加することで速度が向上

RAID グループ内のディスクが一台故障し、その RAID グループに冗長性がない場合、全データが失われます。

冗長性

RAID グループの各ディスクには次のデータが保存されます。

  • 保存されるデータの完全なコピー

  • 消失データの再構成を可能にするメタデータ

  • ディスクに障害が発生したり RAID グループから削除されてもデータは消失しない

  • ユーザーは障害ディスクの交換中にもデータにアクセスできる

RAID グループの総ストレージ容量は減少します。