ハードウェアリソース設定の構成
ハードウェアリソース設定で各種ソフトウェアQTSの拡張カードリソースの設定と割り当てを行うことができます。また、SR-IOVをサポートするThunderbolt拡張カード、AIアクセラレータ、ネットワーク拡張カードを構成することもできます。
詳細は、次をご覧ください。 Single Root I/O Virtualization(SR-IOV)設定の表示
- [コントロールパネル] > [システム] > [ハードウェア] > [ハードウェアリソース]に進みます。
QTSは利用可能な拡張カードの一覧を表示します。
- 構成する拡張カードを見つけます。
- [リソースの使用]の下で、OS またはアプリケーションを選択します。注:
いくつかの機能は特定のモデルや拡張カードでしか機能しません。
OS またはアプリケーション
説明
QTS
QTSアプリケーションはトランスコーディング用に拡張カードを共有します。
[ハードウェアトランスコーディング]を選択することで、QTSソフトウェアは拡張カードのリソースを使用してトランスコーディングタスクをスピードアップできるようにします。ハードウェアトランスコーディングに割り当てられるのは一枚のカードだけです。
HD StationやLinux Stationのビデオ出力のために拡張カードのリソースを使用するため、[出力]を選択します。出力に割り当てられるのは一枚のカードだけです。
Virtualization Station
Virtualization Stationはすべての拡張カードリソースを排他的に使用します。
Container Station
Container Stationは、すべての拡張カードリソースを独占的に使用します。
- [適用]をクリックします。
Hailo-8の設定
アプリに割り当てるHailo-8デバイスの優先度と最大数を設定できます。
-
Hailo-8デバイスが優先順位の高いアプリの実行から解放されるまで、システムは優先順位の低いアプリを実行しません。
-
1つのアプリに最大4つのHailo-8デバイスを割り当てることができます。
- [コントロールパネル] > [システム] > [ハードウェア] > [ハードウェアリソース]に進みます。
-
リストからHailo-8デバイスを探してクリックします。
[Hailo-8優先設定]ウィンドウが現れます。
- アプリを選択します。
- Hailo-8優先度を選択します。
- Hailo-8デバイスの最大数を選択します。
- [適用]をクリックします。
TPUの設定を行う
優先度や、アプリに割り当てるTensor Processing Units(TPU)の最大数を設定することができます。
-
システムは、より高い優先度のアプリを実行してTPUリソースが解放されるまで、TPUの優先度が低いアプリを実行しません。
-
1つのアプリに最大4つのTPUデバイスを割り当てることができます。
- [コントロールパネル] > [システム] > [ハードウェア] > [ハードウェアリソース]に進みます。
-
リストの中からTPUデバイスを探してクリックします。
[優先度]ウィンドウが表示されます。
- アプリを選択します。
- TPU優先レベルを選択します。
- TPUの最大数を選択します。
- [適用]をクリックします。
Single Root I/O Virtualization(SR-IOV)設定の表示
[コントロールパネル] > [ハードウェア] > [ハードウェアリソース]ページで、仮想マシンにマッピングされたすべてのSingle Root I/O Virtualization(SR-IOV)デバイスを表示できます。SR-IOVインターフェイスは、ネットワークアダプターなどの単一のPCIeデバイスが、ハイパーバイザーに対して複数の物理デバイスとして表示できるハードウェア仕様です。このようなデバイスはインスタンスに直接割り当てられるため、ハイパーバイザーと仮想スイッチレイヤーをバイパスして、仮想環境でない環境に合わせた低レイテンシーかつパフォーマンスを実現できます。SR-IOVは、以下のタイプの機能で、これを実現します。
物理機能(PF):これらは、SR-IOV機能を持つPCIeデバイスです。PFは、PCIeデバイスと同じように管理・設定されます。
仮想機能(VF):これらは、I/Oのみを処理する軽量のPCIe機能です。各VFはPFから派生しているため、デバイスハードウェアは、デバイスが持つことができるVFの数を制限します。VFは、メモリまたはネットワークポートなど、デバイスの1つ以上のハードウェアリソースを共有します。
以下の表示では、[ハードウェアリソース]で表示できるすべてのSR-IOV機能を一覧表示します。

番号 |
設定 |
説明 |
---|---|---|
1 |
SR-IOV デバイス |
仮想マシン(VM)にマッピングされたSR-IOVデバイスすべてをリストします。 |
2 |
PF/VF |
SR-IOVデバイスに設定された物理機能(PF)または仮想機能(VF)を表示します。 |
3 |
VM |
PFまたはVFにマッピングされた仮想マシンを表示します。 |
4 |
サイズ変更 |
|
5 |
表示または非表示 |
SR-IOVデバイス詳細のリストの表示または非表示を行うには、 |
6 |
スロット/ポート |
スロット/ポートの種類とスロット/ポート番号を表示します。 |
SR-IOVデバイスをVMに設定する方法の詳細は、Virtualization Stationユーザーガイドを参照します。