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QNAP

QTS 5.2.x

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スナップショットのグローバル設定

設定

説明

スマートなスナップショット領域管理

ストレージの空き領域 (保証されたスナップショット領域に加えてストレージプール) が 32GB 未満になった場合、スナップショットを自動的に削除するようにこの機能を有効化します。この機能は、空き領域が 40 GB 以上になるまでもっとも古いスナップショットを削除します。この機能を有効化すると、ストレージ領域が不足することによってサービス停止の可能性を下げます。

ポート内の空き領域が不足した場合には、次のポリシーのいずれか 1 つを選び、ストレージプール内の各ボリューム/LUNに適用します。

  • スナップショットをすべて削除 (サービス継続のために最大限の領域を開放)

  • 最新以外のスナップショットをすべて削除 (データ保護機能を維持)

    • このポリシーが選択され、ひとつのボリューム/LUN に対するスナップショット保存ポリシーがスマートバージョン管理に設定されている場合、システムは、スナップショットを削除するそれぞれの間隔で最新のスナップショットを保持するようになります。

      詳細は、スナップショット保持ポリシーを設定する をご覧ください。

注:

この機能は、永続的スナップショットを削除しません。

重要:

QTS がスナップショット領域の少なくとも32 GBを空き領域にできなければ、システムは新しいスナップショットの作成を停止します。

File Station でのスナップショットアクセス

これらの設定は、File Station 内の専用フォルダー内でスナップショットの表示とアクセスができるようにするものです。

  • ルートスナップショットフォルダー (承認済ユーザー用):管理者およびシステム管理者ロールをもつユーザーだけに、Snapshotルートフォルダーをアクセス可能にします。このフォルダーは、承認されたユーザーに対し、NAS 上の全スナップショットの表示と管理を可能にします。

  • 各共有フォルダー内のスナップショットフォルダー:各共有フォルダー内で、@Recently-Snapshot フォルダーが表示されるようにします。このフォルダーにより、ユーザーは SMB、CIFS、AFP で接続した際に共有フォルダー内の全スナップショットを見ることができるようになります。

スナップショットの数が最大値に達した場合

ボリューム、LUN または NAS がスナップショットの最大数に達した後、デフォルトのQTS 動作を指定します。次の動作のいずれか 1 つを選択してください。

  • 新しいスナップショットを作成するときに最も古いスナップショットを上書きする

  • スナップショットの作成を停止する

注:

この設定は、スナップショットボールトには適用されません。スナップショットボールトに対しは、スナップショットレプリカジョブの設定時にスナップショットの最大数をセットできます。詳細は、スナップショットレプリカジョブを作成する をご覧ください。

新しいすべてのスナップショットに対してタイムゾーン GMT+0 を使用する

この機能を有効にすると、新しいスナップショットのファイル名に GMT+0 タイムゾーンを使用します。このファイル命名規則は、異なるタイムゾーンにある NAS デバイスからのスナップショットを運用している場合は特に、スナップショットの管理を簡単にします。

この設定は新しいスナップショットにのみ適用されます。既存のスナップショットの名前は変わりません。

スナップショットマネージャー内で非表示ファイルを表示する

この機能を有効にすると、スナップショットマネージャーで非表示ファイルが表示されます。この設定は File Station スナップショットディレクトリ内のファイルには適用されません。

Windows の [以前のバージョン] 機能を有効にする

有効になっている場合、Windows ユーザーは Windows 内の以前のバージョン機能を使用して、スナップショットからファイルを表示、復元ができます。フォルダーのプロパティを変更することで個々のフォルダーに対してこの機能を無効にすることができます。